台湾某日日記

台湾某日日記

台湾某日日記 第3回

対する感心が、一定の鮮度を維持したまま久しい対象として、この世の爺さんの存在がある。いつでもどこでも爺さんがいることにほとほと感心している。あれはなんなのだろう。小五の時に遊び場とする場所のそばに一軒の小ぎれいな平屋があった。家幅と同等の距...
台湾某日日記

台湾某日日記 第2回

この嘉義に週三回ほど通うカフェがある。天井も高い上に、ただでさえ広々としている店内は夜十一時を過ぎる頃にはがら空きの風情となる。その心地良さは店員も一緒のようであって、日付が回る頃に出向くと、あらゆる日のいずれのスタッフも輪をかけて携帯に没...
台湾某日日記

台湾某日日記 第1回

某日一                         真木由紹 目が覚めてしばらく己の記憶力の低下についてぼんやり考える頭になった。とはいえ能動的ではなく、起きたての頭がそんな始まりをしていたのだ。 二年ほどの前のある日、前日に読んだナボ...