耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第26回

第26回 ノロマだっていいじゃないコバン・ミヤガワボクはめっぽうノロマな人間である。きっと生まれつきだ。何かにつけて「ノロマ」という言葉がピッタリである。歩くのもビックリするくらい遅い。杖をついたマダムを、なかなか追い越せないでいる。何回か...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第25回

第25回 普通ってなんだコバン・ミヤガワ「普通にうまい」って、それ「普通」なの「うまい」のどっちなの?「普通」について、しばらく考えた。誰かと食事をしているとき「おいしい」と口に出して言うようにしている。それは「おいしい」とか「うまい」とか...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第24回

第24回 青春妄想時代コバン・ミヤガワお笑いコンビ「空気階段」のコントに「リコーダー」というネタがある。誰もいない教室で、とある生徒が、好きな女の子のリコーダーを舐めるという筋書きだ。しかし、その生徒は、ただ舐めるだけでは飽き足らず、リコー...
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耳にコバン 〜邦ロック編〜 第23回

第23回「ガッキー論」コバン・ミヤガワ「ガッキー」はどうしてあんなにも魅力的なのか。ガッキーは、時に凛とカッコよく、時には底抜けに可愛い。ボクは子供の頃から、ガッキーのことが好きだった。雪山では、女の子は3割増しで可愛く見えるらしい。それは...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第22回

第22回「不器用パンク」コバン・ミヤガワ「不器用」ってズルい言葉だ。人のおおざっぱさや適当な一面を「不器用なので」という一言で済ませる危うさがある。それを言うなら「ガサツ」と言うべきだろう。不器用とガサツは違うのに、ガサツなことを不器用って...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第21回

第21回「コーラ記念日」コバン・ミヤガワ初コーラの記憶。覚えているだろうか。ボクの初コーラは6歳だった。それまでコーラという飲み物を飲んだことがなかった。他のジュースは良かったのに「コーラ好きの同僚が骨折したから」という理由で、父が飲むこと...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第20回

第20回「ボーカロイド入門」コバン・ミヤガワボクは「ボカロ」というものをこれまで全く聴いてこなかったので、年下の人と音楽の話をすると、当たり前のようにボカロの話題が上がることにビックリする。もちろん、どんなものかは分かるし、有名な曲のいくつ...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第19回

第19回「小心者の反抗」コバン・ミヤガワボクは反抗したかったのだ。あの日一度だけ、ボクは小心者の反骨を表に出した。街を歩けば、ブレザーの胸元に花のコサージュを付けた学生が、清々しくたむろしている。もうすぐ会えなくなる寂しさと、開放感を噛み締...
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耳にコバン 〜邦ロック編〜 第18回

第18回 バレンタイン・コネクションコバン・ミヤガワ人って、目の前にある物が、持ってみると想像とはかけ離れた重さだった時、思考が一瞬止まるんだ。バレンタインデーにボクはそう気が付いた。高校1年生の時の話だ。やっぱり2月はソワソワするのだ。い...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第17回

第17回 老人とロックコバン・ミヤガワ街角にひっそりと佇む掲示板が好きだ。一体、誰が管理しているのか分からないような、自治会や町内会の小さな掲示板。ほとんどの場合、手入れは行き届いておらず、塗られたペンキはボロボロに剥がれ落ちている。あの雰...