耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第16回

第16回 雪が降る町コバン・ミヤガワ宮崎出身なもので、雪というものにあまり馴染みがない。もちろん場所によるが、めったに雪なんて降らない。降ったところで、積もることなんて尚更珍しい。しかし、小学生の頃、雪が積もったことがある。とは言っても2〜...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第15回

第15回 眼鏡少年コバン・ミヤガワメガネが壊れた。布団の上、不覚にも腰の横に置いていたものだから、寝返りを打った時、ボクのわんぱくボディに耐えられず、グシャリ。フレームが修復不可能なほどに曲がってしまった。今までありがとう、ボクの丸メガネ。...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第14回

第14回 さんぽ とざん くるりコバン・ミヤガワ「さんぽ」という曲がある。スタジオジブリの映画『となりのトトロ』のオープニングで使われているあの曲である。「あるこうあるこうわたしはげんき」と知らない人がいない程、馴染みのある曲だ。実は最近、...
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耳にコバン 〜邦ロック編〜 第13回

第13回 はずコバン・ミヤガワ昆布になりたい少年がいた。どうしても昆布がいいらしかった。1年間だけ保育園に通ったことがある。その後、保育園すらもない超ド田舎に引っ越すことになるのだが。保育園の頃の記憶なんて、ほとんど曖昧である。覚えているこ...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第12回

第12回 日常」コバン・ミヤガワ心にずっと残っているものは、案外なんでもない記憶だったりする。大学生の頃、ゼミの研修でアメリカに行ったことがある。フィラデルフィア、ワシントンD.C.、ニューヨーク、ミシシッピなどを数週間かけて旅した。有名な...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第11回

第11回 SUKIorKIRAIコバン・ミヤガワ昔は嫌いで仕方なかった茄子やほうれん草が、今ではそんなこともないし、むしろ好きになった。逆に、幼い頃に好きだったブロッコリーや生クリームが苦手になっていたり。好き嫌いとは案外コロッと変わるもの...
耳にコバン 〜邦ロック編〜

耳にコバン 〜邦ロック編〜 第10回

第10回 梅雨には魚がよくにあう。コバン・ミヤガワおしっこをトイレに流す。目が覚めて、ボクが最初にやることだ。ボクがするわけではない。じめじめしたこの季節、彼はとりわけおしっこをする。そのいっぱいに溜まったおしっこを、毎日トイレに持って行き...
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耳にコバン 〜邦ロック編〜 第9回

第9回 猫に唄えばコバン・ミヤガワ彼がやって来たのは、ボクがまだ小学生の頃。ある日、ヒョッコリ家の庭に顔を出した。毛がワサワサと長く、尻尾の短いキジ猫。実家の庭にはよく猫が来る。近所に猫好きのおばさんが住んでいたせいか、家の庭は猫の通り道に...
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耳にコバン 〜邦ロック編〜 第8回

第8回 カッコつく人、つかない人コバン・ミヤガワみなさん、つけてますか? カッコー。大事なところでカッコつかないのがボクなのです。大学2年の夏休み、故郷宮崎に帰省した。羽田から飛行機に乗り、宮崎に向かう。何せ新幹線が通っていないので、帰省の...
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耳にコバン 〜邦ロック編〜 第7回

第7回 ひっくり返る!コバン・ミヤガワ傘がひっくり返る。大した雨でも風でもないのに、傘がとにかくひっくり返る。ボクは圧倒的に傘がヘタなのだ。ヘタどころか、傘に嫌われているとさえ思えてくる。なぜだかよく分からない。みんなと同じように、いたって...